JAVA

九州北部も梅雨入りしました、いかがおすごしでしょうか。

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写真は先日ブルックリン食堂さんで行ったオープンカッピングの模様です。
[写真は参加者の方から頂きました、ありがとうございます]
継続して行って気軽にコーヒーの楽しさを知ってもらう機会を今後も作っていきたいと思います。

ではここでのコーヒーの楽しさとは何?
それぞれのコーヒーが持つユニークな風味です。当店はごく少量の買付け品も多いため、コーヒーのラインナップも入れ替わりが多く、紹介もなかなかきちんとできていませんが…。
南米はコロンビアのCup of Excellenceのロットもサッと無くなってしまいました。オーソドックスながらもやはりCOE、全体的に質の高さを感じさせた26位 San Sebastian、ユーカリやパセリなどのコメントが踊り、「こんなの初めて飲んだ!」と皆に言わせた4位 El Naranjo でした。ごく少量のロットもあるので店頭やWebを細めにチェックいただくと有り難いのですが、その時しかない味わいもまた楽しいものですね。

これらの後で今紹介しているのが、中米・ニカラグアから、お馴染みセルヒオさんのコーヒーです。が、ちょっと特別です。

・Nicaragua El Porvenir JAVA
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当店と繋がりの最も深い生産者としてこれまでエンバハーダ農園、カサブランカ農園と紹介してきましたが、セルヒオさんが所有する3つの農園の一つ、エルポルベニール農園からは初めてのラインナップです。パッケージのモチーフにもしておりますが、農園はホンジュラスとの国境に位置します。あちら側はホンジュラス、こちら側はニカラグア、という具合で日本ではなかなか味わえない感覚です。

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セルヒオさんの農園の中でも最も自然環境に近い農園だと感じます。

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今回は JAVA(ハワ)種という希少な品種の紹介です。

JAVA種…
1706年、インドネシア・ジャワ(JAVA)島からオランダ・アムステルダム農園に一本のコーヒーの樹が持ち込まれました。1700年初頭以降にオランダから世界に伝播することになったのがこの品種です。原種に非常に近いものとされています。

エルポルベニル農園では2010年に初めて植え、2013年はサンプル量程度の収穫、2014年にようやく出荷できる程の量となりましたが非常に少なくCOFFEE COUNTYのために特別に仕立てていただいたロットです。

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ハワ種の苗木

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2年目くらいでしょうか、節や葉が少ない独特のフォルムですね。結実も少なく、決して効率の良い品種ではありません、味は素晴らしいのですが。

農園名:エルポルベニル
生産者:セルヒオ・ノエ・オルテス
生産地域:ニカラグアーヌエヴァ・セゴヴィアーサンフェルナンド
品種:JAVA(ハワ)
標高:1,185m~1,300m
生産処理方法:Double fermentation pulped natural
フレーバープロファイル : White floral , Darjeeling tea , Muscat , Ginger , Sweet lemon , Sparkling wine , Silky , Elegant

ダージリンティー、マスカットやスパークリングワインのような上質な酸を持った素晴らしい透明感のコーヒーです。

・Nicaragua El Porvenir JAVA 200g

・Nicaragua El Porvenir JAVA 400g

やはり他とは一線を画した味わい、大変好評頂いてます。少量の入荷となっており既に半量程となっております、お早めにどうぞ。

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エルポルベニル農園の苗床。こちらはパカマラ種かな

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2015年のセルヒオさん

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農園を管理しているアリエル。こっちの人はカメラを向けるとキリッとした顔します、怒っているわけではありませんよ…

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ここでのお決まりフォトスポット?同行した ABOUT LIFE COFFEE BREWERS の安武君

今年の収穫分も楽しみですね!