IMPERIAL de La Embajada Nicaragua

エンバハーダ農園より今期のニュークロップがようやくリリースとなりました。

コーヒーカウンティの看板とも言える農園ですが、昨年に引き続き、今年も3月下旬に訪れました。2013年の約3ヶ月の中米滞在の期間中、拠点とさせて頂いたのが同じニカラグア ヌエヴァ・セゴヴィア県にあるカサブランカ農園ですが、エンバハーダ農園はカサブランカ農園のオーナー、セルヒオさんが所有する3つの農園のうちの一つであり、その中で規模としては最も小さく、山深く、アクセスの大変な農園です。

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上の写真のようにこれほどの急な斜面にコーヒーが栽培されている農園はそうありません。2013年訪問時の記事はコチラ

それにしても素晴らしい環境ですね。

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生物多様性に満ちた森が存在し、静かな環境に野鳥の鳴き声が響き渡ります。農園に降り立った瞬間からこの農園は私たちに“特別”であると感じさせます。そしてこの特別な環境こそがが私たちを魅了してやまない味わいを作り出すものだと瞬時に理解させてくれます。

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農園を案内してくれたのが、エンバハーダ農園の責任者Felipe(フェリペ)ですが、農園を回っている間、彼が藪の中にカラーの花を見つけ、刈り取った光景がずっと目に焼き付いていて、コーヒーカウンティのパッケージにあるロゴマークのモチーフとなっています。

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繋がりの深いエンバハーダ農園ですが、今期は農園主セルヒオさんにお願いして、収穫日や栽培区画によって分けられた複数ロットの中から最も優れていると思われるロットを選定させてもらい、コーヒーカウンティのための特別なロットに仕立ててもらいました。

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私(森)が選定した2ロット、いわばエンバハーダ農園のトップロットは農園主セルヒオさんに、それぞれ、インペリアル、ロスアンヘレスと名付けてもらいました。まずはインペリアルからのリリースとなります。

・IMPERIAL de La Embajada Nicaragua 200g

・IMPERIAL de La Embajada Nicaragua 400g

ロット名:インペリアル
農園名:エンバハーダ
生産者:セルヒオ・ノエ・オルテス
生産地域:ニカラグア−ヌエヴァ・セゴヴィア−モソンテ
品種:レッドカトゥアイ
標高:1,600m~1,650m
生産処理方法:フリーウォッシュト
フレーバープロファイル : Floral , Lemongrass , Red Apple , Cacao , Cranberry , Custard , Structure , Velvety , Fragrant

重いタイプのコーヒーでは無いのですが、昨年に増して味わいのボリューム感、 透明感、持続感が増しています。リンゴのような瑞々しい印象から、チョコレートというよりもローストしたてのカカオをかじった時のような風味、奥深い酸が印象的な味わいとなっています。是非お試しいただきたいです。

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