コーヒーカウンティで取り扱いのジャノグランデ農園について。
中米のエルサルバドル、アパネカ−イラマテペック山系に位置、ラファエル・シルヴァさん一家が所有する農園です。
2005年まではポインセチア等の花を栽培していたため、農園内にはビニールハウス用のパイプ等も残り、花園の名残が見て取れます。最初のコーヒーの収穫は2008年と新しい農園です。ジャノグランデ…大平原の意味ですが、3ヘクタール程の小さな農園でパカマラ種のみを栽培、平地にあり標高の高さを感じさせません。
農園の近くには生産者ラファエルさんの家があり、ここには100年前から続く、派手では無いけどきちんと手入れされた美しい庭があります。この庭園を目の当たりにしたとき、コーヒーも大事に育てているだろうと確信しました。
環境への取り組みも進んでいます。たくさんのミミズを育て、収穫後のコーヒーパルプはミミズ堆肥に利用される循環型の有機肥料が用いられています。
また、農園と併設して小規模の生産処理設備や品質のチェックや向上のための充実したラボを持ち生産環境も万全。
☟左が農園主のラファエルさん。もの静かな方ですが、訪問時もマネージャーへの農園の指導に余念がありませんでした。
中米産の素晴らしいコーヒーは切り立った崖のような斜面にあるコーヒーの木々をイメージしていましたが、このイメージは覆されました。パカマラ種の木々がこの土地にとてもマッチしていると感じさせる素晴らしい味わい、しっかりとしたボディ感が特徴です。
生産者:ラファエル・シルヴァ
生産地域:エルサルバドル−アウアチャパン−アパネカ
品種:パカマラ
標高:1,450m〜1,500m
生産処理方法:ウォッシュト
・フレーバープロファイル : Caramel , Grape , Mayer Lemon , Praline , Buttery
Web shop
☞ http://mozucoffee.shop-pro.jp
コーヒーカウンティで扱うコーヒー豆、決して種類は多くありませんが、私たちが産地に赴き、作り手を知り、気候や文化を感じてきたものだけ。そうしたイメージを大事に日々ロースティング(焙煎)を行っています。