先日、グァテマラ ラス・パロマス農園、ケニア キアンゴイ・ウェットミルのコーヒーを紹介しましたが、新入荷のコーヒーが続きます。今日はエルサルバドルとエチオピアからです。
まずは、エルサルバドル シベリア農園の豆から。
写真は昨年7月にシベリア農園を所有するシルバさんファミリーを訪問したときのものです。ドライミルに併設されたラボにて。後ろの壁にCup of Excellenceのロゴマークが入った麻袋が飾られていますが、シベリア農園は4度のCup of Excellence受賞歴がある優れた農園です。
農園名の「シベリア」は、アパネカ−ジャマテペック山系の中でも最も標高が高い農園の一つで、冷涼な気候でコーヒー生産が決して容易ではない環境であることことから、名づけられました。
農園主ラファエルさんは常に環境への配慮し、日々精選プロセスの向上を試みています。例えば、コーヒー果肉は全量ミミズコンポストに再利用されています。ここで育ったミミズは畑を耕すのに用いられるというサイクルです。
ブルボン種の木
生産国:エルサルバドル
地域:チャルクァパ、オホ・デ・アグア
生産者:ラファエル・シルバ
品種:ブルボン100%
標高:1450~1600メートル
生産処理方法:ハニープロセス(Pulped Natural)
収穫したコーヒーチェリーを果肉除去後、ムシラージ(粘液質)を残したままで乾燥させる生産処理方法…ハニープロセスで仕上げられています。
今回のシベリア農園のロットで特筆すべきは素晴らしくクリーンなこと。訪問時の2013年のロットより今回の2014年のロットでは明らかに向上が見られます。選果、乾燥、選別あらゆる行程における丁寧な仕事ぶりが伺えます。穏やかな花のアロマ、ドライフルーツやハチミツ、バニラ、キャラメルのような甘い風味、口当たりはシロップの様にトロンとした感覚さえ与えてくれます。
・El Salvador Finca La Siberia Bourbon Honey 200g
・El Salvador Finca La Siberia Bourbon Honey 400g
続いてエチオピア イルガチェフェ コチェレ ナチュラルについて。
生産国:エチオピア
地域:イルガチェフェ、コチェレ地区
標高:1900メートル
品種:在来種
生産処理方法:ナチュラル
規格:G−1
収穫したコーヒーチェリーを果肉除去を行わずそのまま(アフリカンベッドにて)乾燥させる生産処理方法…ナチュラルプロセスで仕立てられています。
果実感を強く感じさせるのがナチュラルプロセスのコーヒーの特徴ですが、このKochere Yirgacheffe Naturalは濁りのないクリーンな液体でありながら、とりわけ濃密かつ複雑な風味を持ちます。フローラルなアロマ、ピーチやブラックベリー、グレープジュースのような甘さの感覚は1度は味わってほしい素晴らしいコーヒーです。
・Ethiopia Yirgacheffe Kochere Natural 200g
・Ethiopia Yirgacheffe Kochere Natural 400g
お試しください!