さてさてブログを開いて見ると最終更新から三年以上経っている訳です、なんてことでしょう!
Cup of Excellence に参加し落札したペルーのコーヒーをリリースしました。
・Cup of Excellence Peru 2018 #4 Finca Candelaria
ペルーの首都 リマで行われた Cup of Excellence 品評会の審査員として参加、そのあと産地行き、大変な旅だった訳ですが、忘れる前に少し振り返りたいと思います。
Cup of Excellence 自体はこのとき2回目の参加、最初は6年前、オブザーバーとして参加したグァテマラでした。開業前にニカラグアを中心に中米に約3ヶ月滞在しましたが、それに先立って参加したのがGuatemala COEでした。それから5年ぶり、2回目のCOEがペルー、そしてペルー自体は初めてでした。以下、COEの模様です。
受賞者発表のセレモニーは感動的でした。市街の観光地の写真も少々。
古いエスプレッソマシンもあったり。80歳超えて現役!
当店ではここ数年、ボリビアにほど近い Puno(プーノ)県サンディア渓谷のコーヒーを取扱いしています。
落札した4位のコーヒーもプーノ県サンディア渓谷アルトイナンバリという場所のそれで、ここにはポテンシャルに満ちた素晴らしいコーヒーがあります。COEへの出品数は少なく全体の2.5% に過ぎないのですが、インターナショナルのセレクションにおいては 11%以上のコーヒーがPuno県産です。他は落ちてもプーノのコーヒーは優秀で落ちない、この数字にポテンシャルの高さが表れています。ではなぜ出品数が少ないのか?ポテンシャルを秘めた土地ながらもロジスティクスに難ありなわけです。これは体験してきました。COE が行われたリマから飛行機でプーノ県の都市、フリアカへ。ここはチチカカ湖近くで有名です。海抜100m程度から一気に3826m。富士山頂を超える標高に降り立ちました。
一気に荒涼感漂う風景、好きです。チチカカ湖も訪れました。今なお葦で作った浮き島で人々が生活しています。
サンディア渓谷を目指します。
最高地点 4707m! ここを超えていかないと行けないのです。帰りは吹雪でした!
バリバリなデスロード。コーヒーマンにとっては有名なボリビアのそれより危ないとか…、こんなとこをかなりのスピードで往きます。
リャマです。アルパカもいっぱい居ました。地理の授業で習いましたね!
インカの末裔が暮らす集落、Cuyocuyo を抜けて。
サンディアの街に辿り着きます。標高は一気に800m程まで降ります。蒸し暑く南国感、ギャップがすごいんです。。
生産者を訪ねました。
お世話になっている地元の農協 CECOVASA を訪ねました。
残念ながらこの時買い付けたはずの豆は届きませんでした。財政状況が厳しく生産者は他に売ってしまったのです。昨年から継続して購入したロットも…。
こんな風に大変なところですが素晴らしい環境があり、熱心にコーヒーを作っている生産者がいます。当店でリリースするプーノ県サンディア渓谷のコーヒーはリリース中のCOE #4 Finca Candelaria ともう1ロットの予定です。是非みなさんに手にとって欲しいです。