Cup of Excellence #1 – Honduras 2019

今年も残りわずかとなってきましたが、特別な豆をリリースします。
今年審査員として参加したホンジュラスのカップ・オブ・エクセレンスで見事1位に輝いたコーヒーです、品種はゲイシャ種。

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94.84点と驚異的な点数での優勝ですが、これはカップ・オブ・エクセレンス史上最高得点かと思います。私も全ての審査ステージで一貫して他とは大きく差をつけた点数をつけてきました。

COE1位のコーヒーの取り扱いは当店にとっても初めてのことです。この思い入れのあるコーヒーを少量ですが購入することができ、販売となりました。パッケージも特別仕様の缶入りです。特別な時季に特別なコーヒーを是非!

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カップ・オブ・エクセレンスの模様を少し。

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Honduras COE2019 #1 Finca Santa Lucia 50g

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以下、農園の写真です。

COE#1

 このコーヒーの始まりは 、2014年に Erwin Jose Mierisch がパナマから直接持ってきたゲイシャ種をシグアテペケのリオ・ボニート村に位置するサンタ・ルシア農園に植えたことに始まります。この農園は1,650-1,800m に位置しますが、ゲイシャ種においては1,567m に植えられています。
 
 農園面積は約17haで、Geisha の他に、Yellow Paca, Lempira, San Ramon, Orange Bourbon, Red Catuai, SL 28, Laurina などが植えられています。

 農園は Eleane Mierisch によって管理されており、彼らがニカラグアでやってきて結果を残してきたように、品質において最高の結果を得るため、全ての過程において最大限の努力を惜しみなく行なっております。また、「ホンジュラスが素晴らしいコーヒーを産出すること、大変なポテンシャルを持つことに疑いはなく、さらにサンタ・ルシア農園は素晴らしい土壌と微小気候の恩恵を受けている。」と語っています。

農園名:Santa Lucia(サンタ・ルシア)
生産者:Desarrollos Santa Lucia S.A.
生産地域:Rio Bonito, Siguatepeque(シグアテペケ、リオボニート)
品種:Geisha(ゲイシャ)
標高:1,567m
生産処理方法:Washed
フレーバープロファイル : Perfume, Jasmine, Peach, Lemon, Sparkling wine, Bergamot, Black tea, White floral, Transparent, Super Elegant

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COFFEE COUNTY started there.

 森です。今年になってコーヒーに感動することが多いのですが、先日は涙をにじませてしまいました。


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 ニカラグア・エンバハーダ農園、当店の最初期より購入させてもらっていて、当店を長く利用いただいてる方にはお馴染みの銘柄かと思います。COFFEE COUNTY の開店前、私が主に滞在したのがニカラグアです。写真の生産者・セルヒオさんの別の農園、カサブランカ農園に住み込み、約3ヶ月研修させてもらいました。セルヒオさんの所有する3つの農園のうち、最も山深く、アクセスが悪く、困難な環境で、だけど美しく、素晴らしいコーヒーを生み出すのがエンバハーダ農園です。農園までの道のりは大変険しく訪ねるのは大変ですが、一歩足を踏み入れるとわかる特別な環境。森の中に野鳥の声が響き、独特の植生と微小気候が作り出す神秘的な農園です。

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 開店前、産地で買い付けたのがこのエンバハーダ農園とカサブランカ農園で、この二つのコーヒーだけでCOFFEE COUNTY を始めました。以降、毎年訪ね、継続して購入して来ました。エンバハーダ農園は当店を代表する、また最も大切な農園と言えます。

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 毎年エンバハーダ農園とは様々な取り組みをしてきました。しかし、昨年は収穫がなく、その結果もちろんのこと入荷がありませんでした。主な理由は天候不順と、これに関連してくる労働コストの増加です。前述の通り、過酷な環境のこの農園、周辺からのアクセスが悪く、山肌の急斜面にコーヒーの木が植わり、労働環境が厳しいです。昨年は収穫期に天候が悪く(雨が降り、低温)、完熟前のコーヒーチェリーが地面に落ちてしまいました。悪天候により労働環境がさらに悪化、ピッカー(コーヒーの実を手摘みする労働者)のコストが甚大です。ニカラグアの法定のピッカーに支払う金額の2.6倍もの金額でオファーしてもピッカーが集まらなかったということです。結果、コーヒーの実は地面に落ちてしまいます、負のスパイラルです。歩合のいい隣国のコスタリカ(ニカラグアより格段に裕福)に多くのピッカーが流れていってることも要因としてあると思います。

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 そんな昨年を経て、セルヒオさんはエンバハーダ農園を売りに出していました。収穫すらできず、当然の赤字、政治情勢もあり銀行はお金を貸してくれません。コーヒー農家としての存続が大変厳しいなかで手放すしかないという苦渋の決断です。もちろんこの農園が素晴らしいコーヒーを生み出すということはセルヒオさん自身が一番わかっています。ですが割に合わないのです。私も何かできないものかと考えて来ましたが、その場しのぎではダメ、との思いが拭えず時が過ぎました。

 結局現時点まで農園は買い手が見つからず時間が過ぎ、今年も収穫時期を迎えました。今年はいくらかの収穫を得ることができたようで訪ねた際、「これは君のためのコーヒーだ」、と特別なものを用意してくれてました。カッピングの結果、まずまずでしたが極端に高い評価をしたわけではありませんでした。その理由の一つは彼がトライアンドエラーを繰り返し、磨き上げて来たプロセスにあると思います。Triple Fermentation. 3段階の発酵過程を意味します。非常に手間のかかる高コストなプロセスです。なんとも大げさな味のコーヒーを作り出しそうですが、それぞれの発酵過程に彼なりの意味があり、洗練され、かつ複雑な風味を作り出します。しかしこの複雑さゆえ、現地でのカッピングでの非常にフレッシュな状態の場合、真価を発揮できていなかったのだと思います。もちろん並んでいた彼の様々なコーヒーの中では最も評価をしましたが。


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 最近のスペシャルティコーヒーにおいて時折見られるプロセス偏重のインパクトが強いだけのコーヒーではありません。テロアール(土地)とプロセス(人)の掛け合わせで良いコーヒーが生まれます。どちらが欠けても素晴らしいコーヒーは生まれません。セルヒオさんは時折コスト度外視でマニアックになりがちですが…、ここにきて数々の経験から風味の向上と洗練、その両方を獲得しています。

 さて、冒頭の話、涙をにじませたコーヒーですが、先日このエンバハーダ農園のコーヒー2種が入港し、サンプルを取り寄せ、テストローストし、カッピングを行なった、10月28日のことです。こんなに素晴らしい風味になるのか!と感極まってしまいました。エイジング、そして船旅を経て到着した今、素晴らしい風味に変貌していたのです。

 現地での生豆買い付けの際は、その時に出来上がった風味のものをそのまま評価してしまうと到着時あれ?となってしまうことがあります。到着までの時間を逆算して選定、買い付けするようにはしています。ですがこのコーヒーはその想像をはるかに上回りました。

 セルヒオさんにメールをしました。あなたの作ったコーヒーは、これまでのエンバハーダ農園史上最高の出来、僕の買った値段の倍の価値があるよ、と。世界中で最も素晴らしいコーヒーの一つだ、と。

 その前に送ったメールには返信がなく、コーヒー農家を辞めてしまった、もしくは気持ちが切れてしまったのかなと心配していました。ですが上のメールには返信があり、「まだやってるよ」と自嘲気味に、そして「そう言ってくれる人を待ってた、自信になった」と言ってくれました。「もっと上を目指す」とも。

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 依然としてセルヒオさんのコーヒー生産者としての経済状況は厳しいものです。
私はそこで買い付けたこのエンバハーダ農園のコーヒー2種(TF Natural, TF Pulped Natural)を買い付けた金額から算出される価格よりもいくらか高い金額で販売したいと思います。そしてこのコーヒーから得られるすべての売り上げの20% をセルヒオさんに寄付します。

 焙煎も含めクオリティに関しては絶対の保証をします、さらにこの金額以上の価値のあるコーヒーだと約束します。
 

 このコーヒーの20% の売り上げをセルヒオさんに還元した場合、概算では約45万円がセルヒオさんに渡ることになります。この金額は、今回の私の買い付けでセルヒオさんに渡る金額と同等かそれを少し上回るもので、つまりは倍の金額でセルヒオさんからこのコーヒーを買ったのと同等のことになります。その価値が十分にあります。

 しかし、倍の金額で買った場合の価格で今回みなさまに販売しているわけではありません。その場合は今より高い値段で販売せざるを得ません。上記のようにセルヒオさんの作ったコーヒーへの正当な評価と考えてください。

*寄付の結果は、販売終了後、送金が完了次第こちらで報告させていただきます。

 このエンバハーダ農園の2種のプロセスのコーヒーは当店にしかありません。ロースター、伝え手、売り手としての私を信頼し、大変な中このようなチャレンジをし、素晴らしいコーヒーを作ってくれたセルヒオさんを労いたい。ですが、この取り組みによってセルヒオさんの農園経営が上向く、などとは全く思っていません。人助けがしたい、というのとは少し違います。ただ、一人のコーヒー好きとしてはエンバハーダ農園のコーヒーを来年も飲みたいし、ロースターとしては、来年このコーヒーを価値に見合った適正な価格で買いたい、そしてこの素晴らしいコーヒーを来年も皆さんに届けたい!という思いからです。

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 セルヒオさんにこのエンバハーダ農園から来年もまた素晴らしいコーヒーを作ってほしい、そのための一つの励ましになればと思っています。


 
 Triple fermentation Natural のロットからリリースし、こちらは完売しました。現在、TF Pulped Natural のロットを販売中です。

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Nicaragua Finca La Embajada Triple Fermentation Natural 400g

Nicaragua Finca La Embajada Triple Fermentation Pulped Natural 200g

Nicaragua Finca La Embajada Triple Fermentation Pulped Natural 400g

そこにしかない自然と人の手が生み出したとても美しいコーヒーです、是非味わってみてください。

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Peru でブログ再開!?

さてさてブログを開いて見ると最終更新から三年以上経っている訳です、なんてことでしょう!

Cup of Excellence に参加し落札したペルーのコーヒーをリリースしました。

・Cup of Excellence Peru 2018 #4 Finca Candelaria

ペルーの首都 リマで行われた Cup of Excellence 品評会の審査員として参加、そのあと産地行き、大変な旅だった訳ですが、忘れる前に少し振り返りたいと思います。

Cup of Excellence 自体はこのとき2回目の参加、最初は6年前、オブザーバーとして参加したグァテマラでした。開業前にニカラグアを中心に中米に約3ヶ月滞在しましたが、それに先立って参加したのがGuatemala COEでした。それから5年ぶり、2回目のCOEがペルー、そしてペルー自体は初めてでした。以下、COEの模様です。

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受賞者発表のセレモニーは感動的でした。市街の観光地の写真も少々。

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古いエスプレッソマシンもあったり。80歳超えて現役!

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当店ではここ数年、ボリビアにほど近い Puno(プーノ)県サンディア渓谷のコーヒーを取扱いしています。
落札した4位のコーヒーもプーノ県サンディア渓谷アルトイナンバリという場所のそれで、ここにはポテンシャルに満ちた素晴らしいコーヒーがあります。COEへの出品数は少なく全体の2.5% に過ぎないのですが、インターナショナルのセレクションにおいては 11%以上のコーヒーがPuno県産です。他は落ちてもプーノのコーヒーは優秀で落ちない、この数字にポテンシャルの高さが表れています。ではなぜ出品数が少ないのか?ポテンシャルを秘めた土地ながらもロジスティクスに難ありなわけです。これは体験してきました。COE が行われたリマから飛行機でプーノ県の都市、フリアカへ。ここはチチカカ湖近くで有名です。海抜100m程度から一気に3826m。富士山頂を超える標高に降り立ちました。

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一気に荒涼感漂う風景、好きです。チチカカ湖も訪れました。今なお葦で作った浮き島で人々が生活しています。

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サンディア渓谷を目指します。

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最高地点 4707m! ここを超えていかないと行けないのです。帰りは吹雪でした!

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バリバリなデスロード。コーヒーマンにとっては有名なボリビアのそれより危ないとか…、こんなとこをかなりのスピードで往きます。

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リャマです。アルパカもいっぱい居ました。地理の授業で習いましたね!

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インカの末裔が暮らす集落、Cuyocuyo を抜けて。

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サンディアの街に辿り着きます。標高は一気に800m程まで降ります。蒸し暑く南国感、ギャップがすごいんです。。

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生産者を訪ねました。

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お世話になっている地元の農協 CECOVASA を訪ねました。

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残念ながらこの時買い付けたはずの豆は届きませんでした。財政状況が厳しく生産者は他に売ってしまったのです。昨年から継続して購入したロットも…。

こんな風に大変なところですが素晴らしい環境があり、熱心にコーヒーを作っている生産者がいます。当店でリリースするプーノ県サンディア渓谷のコーヒーはリリース中のCOE #4 Finca Candelaria ともう1ロットの予定です。是非みなさんに手にとって欲しいです。

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NEW 4!

ここ数日の間に4種のコーヒーがニューリリースとなりました。

迷わせてしまいますが色々試してほしいですね、少しづつ紹介します。

・El Salvador Finca Santa Elena
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2015年4月、中米・エルサルバドルにて買い付けたロットになります。

コアテペケ湖を望むサンタアナ火山の麓、約60年前にリマファミリーによりはじめられたサンタエレナ農園。同農園は2006年のサンタアナ火山の大噴火による降灰で甚大な被害を受けました。しかし、降灰により地中に豊富な養分を蓄えることができ、新しく有機栽培の農園として生まれ変わりました。
過去カップオブエクセレンスにおいて7回の入賞、2014年にはレインフォレストアライアンスの中米カリブのベスト10農園に選ばれるなど中南米屈指の有機農園となりました。また特筆すべきは、古いコーヒーの木の多い農園ということです。若い木の方が良いという生産者が殆どな中(生産量がどうしても落ちてくることによる部分があると思います)、リマさんは古い木のほうがテイストにおいては優れていると言い、これを大事に良く手入れされています。ワインにおけるぶどう栽培と同じような考え方をされていると思います。

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農園から、良い眺めです。

農園主:Fernando Lima
農園名 : Santa Elena
生産地域:Palo de Campana, Santa Ana
生産国:El Salvador
標高:1,500m-1,800m
品種:Bourbon, Pacas, Caturra
生産処理方法:Fully Washed

フレーバープロファイル:Caramel, Milk chocolate, Mandarin orange, Brown sugar, Velvety, Sweet body, Sophisticated

甘く滑らかな口当たりが素晴らしく温州みかんのような柔らかい果実感のニュアンス、ハニーナッツ、ブラウンシュガーのような優しい甘さが広がります。洗練された上質さ、飲み心地の良さを実感でできるコーヒーです。そしてこれらは有機栽培や古木が多い事と無関係ではないと思えます。

・El Salvador Finca San Cayetano Pacamara
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同じく2015年4月エルサルバドルでの買付けロットですが生産エリアや農園主、品種が異なります。

中米のエルサルバドル、アパネカ-イラマテペック山系に位置、ラファエル・シルヴァさん一家が所有する7ha程の小さな農園ですが、ブルボン種が主体でパカマラ種は僅かな生産に限られています。
パカマラ種の当店での取扱いは久々ですね、大粒でエキゾチックな風味があり人気です。グァテマラのインヘルト農園で一躍有名になりましたが、パカマラ種の生まれ故郷はエルサルバドル、本家の味!?を楽しんで頂きたいです。

特筆すべきは生産者SiCafeのプロセスの丁寧さ。熟度が高く、クリーンな味わいを裏切る事がありません。また、農園主ラファエルさんは常に環境への配慮し、日々精選プロセスの向上を試みています。例えば、コーヒー果肉は全量ミミズコンポストに再利用されています。ここで育ったミミズは畑を耕すのに用いられるというサイクルです。

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パカマラ種の木

生産者:SiCafe(Rafael Silva)
生産地域:Apaneca, Ahuachapan
品種:Pacamara
標高:1,400m
生産処理方法:Washed
フレーバープロファイル : Floral, Grape, Pineapple, Cacao, Rich body, Long lasting

フローラルな印象から、グレープやパイナップルなどのフルーツの印象に続きます。しっかりとした酸の印象と共にボリュームのある甘さがあり良いバランスです。

・Mexico Pante Suspiro, Finca Santa Teresa “ROASTY”
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メキシコはチアパス州コンコルディア集落に位置するサンタテレサ農園、集落の奥まった標高の高い所に位置し、背後には標高2,250mの山があり、そこから流れてくる潤沢な水に恵まれています。
この農園は300haの土地がある比較的大きな規模の農園ですが、この内コーヒーが植えられているのが120ha、これ以外の場所は自然林が保護されています。この自然が農園内の動植物のバランスを保つ役割を果たしています。

“Pante” とはエリアの意味、従来より12のエリアに分かれていた同農園、各エリアのポテンシャルを見るため、昨年初めてエリア毎に収穫し、一番テイストにおいて優れていたのがこの “Pante Suspiro” です。

*この農園では完全完熟チェリーだけを摘み取るように指導しています。このためメキシコのピッカーの平均賃金より5%高い賃金を払っています。

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区画:Suspiro
農園名:Santa Teresa
農園主:AMSA(Manager : Gerson Ortiz)
生産地域:Concordia, Chiapas
生産国:Mexico
標高:1,300~1,528m
品種:Mundo Novo, Pacas, Yellow Caturra
生産処理方法:Fully Washed
フレーバープロファイル:Floral, Chocolate, Caramel, Citrus, Cashew nut, Bright & Rich mouthfeel, Well balance

飲み口から後味まで一貫したチョコレート感にフローラルや柑橘の爽やかさが彩り重層的です。口当たりに厚みがあり、シンプルに美味しいと思わせるバランスの良さがあります。派手なフレーバーはありませんが毎日飽きずに楽しんで頂けるコーヒーです。

・Colombia Finca La Palma “Dark roast”
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ウイラ県南部サンアグスティン市にある5ヘクタールの家族農園のマイクロロット。
サンアグスティン生まれのマルティニアーノ。父親もコーヒー農家で、幼い時からコーヒー栽培を身近に見ながら育ってきました。麻薬組織とコロンビア政府軍の内戦時には、家族を養うため、別の土地で暮らしていたこともありましたが、6年前に自然環境保護団体の協力もあり、譲り受けた土地へ戻ってきました。現在は妻と二人の子供と一緒に農園内に小さいながらも自分の家を建てて暮らしています。二人の子供たちは学校から帰ると父親を手伝って、将来のコーヒー生産者へと成長していき、何世代にもわたって受け継がれていくのです。

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農園名 : La Palma
生産者 : Martiano Ollos, Anatolia Ollos
生産国 : Colombia
位置 : Vereda la Argentina, San Agustin, Huila
標高 : 1,800m
農園面積 : 5ha
品種 : Bourbon, Caturra
生産処理 : Fully Washed

コロンビア、ウィラ地区の中でも伝統的な品種や土壌の残るエリア、綺麗な味わいの中にジャスミンのようなフローラル、ラズベリー、柑橘の香りが溢れています。

*本商品はダークローストです。
素材とローストにより、熟したベリーやキャラメルのような甘い香味、カカオ分の高いチョコレートのようなボディや後味に仕上がっています。深煎りにおいても大事なのは素材の力、ローストに負けない力強い個性を持ったコーヒーです。

Nicaragua Finca La Embajada Lote 402

2015年4月に農園を訪ねたニカラグア エンバハーダ農園より、COFFEE COUNTYのためだけの特別ロット[Lote 402]のリリースです。

IMG_6275相変わらず店名が間違っていますが…

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IMG_4662向かいの急激な斜面に見えるのもコーヒーの木です。

森の2013年の約3ヶ月の中米滞在の期間中、拠点とさせて頂いたのが同じニカラグア ヌエヴァ・セゴヴィア県にあるカサブランカ農園ですが、エンバハーダ農園はカサブランカ農園のオーナー、セルヒオさんが所有する3つの農園のうちの一つであり、その中で規模としては最も小さく、山深く、アクセスの大変な農園です。

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以降、毎年欠かさず訪ねています。それは他にない素晴らしい風味、それを作り出すこの農園の環境、テロワール、生産者の人柄と情熱、培ってきた生産者との取り組み、信頼関係故です。今やどこをとってもコーヒーカウンティにとって欠かせない存在と言えます。

IMG_4680精悍な顔つきの2015年のセルヒオさん

IMG_46854月中旬でもまだ収穫中。

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カメラを向けられて少し微笑んでいます。

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IMG_4678働き手たちの食をまかなう台所

同農園はニカラグアにおいて最も標高の高いエリアにあり、また今年収穫が遅れていたこともあり、訪問時には収穫がまだ行われていました。Lote 402 とは、小規模な同農園の中から、収穫日や栽培区画によって分けられた複数ロットの中から最も素晴らしいと思われるロットを選定したものです。プロセスはセルヒオさんオリジナルのメソッド[Double fermentation pulped natural]、甘さの余韻が一段と増します。

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IMG_4605収穫後のチェリーをパティオに山状に積み、日中水をかけながら約1日。高温・高湿を保ちチェリー内のミューシレージ発酵を促します。その後パルピング、タンク内で再度発酵後アフリカンベッドで乾燥します。

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Nicaragua Finca La Embajada Lote 402 200g

Nicaragua Finca La Embajada Lote 402 400g

ロット名:402
農園名:エンバハーダ
生産者:セルヒオ・ノエ・オルテス
生産地域:ニカラグア-ヌエヴァ・セゴヴィア-モソンテ
品種:レッドカトゥアイ
標高:1,600m~1,650m
生産処理方法:Double fermentation pulped natural
フレーバープロファイル : Floral, Manuka Honey, Raspberry, Blueberry, Caramel, Peach nectar, Creamy mouthfeel, Elegant, Long lasting sweet finish

ピーチネクターのような長く続く甘さの余韻がすばらしく、やはり私にとって1番の思い入れがある、と共に最も好きな味わいのコーヒーです、お試しください。

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New release!!

ブログご無沙汰しておりますが、アイテム、コーヒー豆共新商品が入荷しています。

ブリキの丸缶(大)と(細長)、コーヒーストッカーにどうぞ。東京・台東区の工場にて一つ一つ職人の手作り。開け閉めが心地よく、熟練の職人技を感じます。使い続けて良い味の出てくるシンプルな缶です。
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丸缶(大)¥1,400(税抜き) サイズ:直径10.5cm×高さ8.5cm・・・中煎り豆で220g程度入ります。
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丸缶(細長)¥1,500(税抜き) サイズ:直径6.5cm×高さ17.5cm・・・中煎り豆で200g程度入ります。
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ひとまず少量の入荷、店頭のみの販売です。お店にて手にとってご覧ください。通販ご希望の方はお問い合わせください。

コーヒー豆も色々リリースされています。

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Mexico Finca Chelin “ROASTY” 200g

Cup of Excellence Mexico/2014における受賞ロットです。
カカオ分の高いチョコレートのようなボディ感と酸と苦みの良いバランスに一貫して熟したフルーツの甘い香りを漂わせます。カップオブエクセレンス受賞豆ならではの素晴らしいクリーンカップ。

“ROASTY(ロースティ)”とは?
通常のコーヒーカウンティの“中煎り”よりも若干深めのローストです。中煎りではそれぞれの豆特有のフレーバーやアシディティを最大限に引き出すことを主題にしており、ローストによる焦げた風味は極力与えないことを目指しています。
一方、“ROASTY”ではコーヒーのキャラクターとローストによる風味の融合を目指しています。中煎りよりローストをやや進めることでキャラメルやチョコレート様の甘さが増し、酸は柔らかくボディに厚みが出て親しみある味わいとなります。このチェリン農園のコーヒーをスタートに継続的にリリースしていきます。
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Colombia Jorge Jimenez 200g
コロンビアは生産地域が南北に長く様々なタイプのコーヒーがありますが、これまでのコロンビアコーヒーのイメージを裏切るようなフレーバーや酸のはっきしたタイプで風味としては中南米というよりケニア産に近いとさえ感じます。柑橘やベリーにハーブのニュアンスもある複雑なフレーバー、目の覚めるような明るく弾けるような酸を持ちます。是非お試し頂きたいコーヒーです。
フレーバープロファイル:Floral , Lemon , Eucalyptus , Blackberry , Greenmango , Crisp , Black tea
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Colombia Jorge Jimenez “DARK ROAST” 200g
こちらは深煎り。
素材とローストにより、熟したベリーやキャラメルのような甘い香味、カカオ分の高いチョコレートのようなボディや後味に仕上がっています。深煎りにおいても大事なのは素材の力、ローストに負けない力強い個性を持ったコーヒーです。
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Ethiopia Yirgacheffe Kebele Natural 200g
果実感を強く感じさせるのがナチュラルプロセスのコーヒーの特徴です。ストロベリージャムのような甘いアロマ、ミックスベリージュースのような風味に甘いスパイスのニュアンスもあります。
最近、お客様にカッピングによるテイスティングをして頂く機会が多々ありますがフルーティな風味がはっきりわかりやすく1番人気になるのがこの豆です。
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これからもコーヒー豆のリリースが続きます、今年の中米買付け豆のリリースももうすぐです。お見逃し無く。

COLD BREW BAG – Por Verano

まだまだ梅雨空が続きますが、時折晴れると暑いですね。
さて、今年も水出しコーヒーをリリースしています。

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Por Verano 水出しコーヒーバッグ

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Por Veranoとはスペイン語で for summer、アイスコーヒー向けのラインナップです。昨年はブラジルベースのブレンドを作りましたが、今年のポル・ベラーノはルワンダ・ムヨンゲを通常のホット用より深めに焙煎しています。

Por Verano – Rwanda Muyongwe Medium dark roast [Whole bean]

浅めの焙煎ではフローラルやシトラスが際立つルワンダ・ムヨンゲを少し深めに焙煎することでオレンジや赤ワイン、カカオのような風味が感じられます。豆本来のフルーツ感を活かした焙煎です。
水出しでの抽出の場合、素材感がより際立ち、華やかかつ爽やかなアイスコーヒーに仕上がります。

写真 5

写真 2

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常温のお水500ccに水出しコーヒーを1バッグ、良く馴染ませてから冷蔵庫で12時間以上寝かせてください。夏に是非お楽しみください!

Open cupping vol.2 on 6/21(sun) @BROOKLYN SHOKUDO

明後日に迫っていますが、オープンカッピング第2回目を行います。
場所は前回同様、ブルックリン食堂さんにて(COFFEE COUNTYより徒歩1分)https://plus.google.com/102580219724762392781/about?gl=jp&hl=ja

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Open Cupping vol.2
2015.6.21(sun) 10:00~11:00
@BROOKLYN SHOKUDO
Admission Free

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気軽にシングルオリジンコーヒーの魅力を楽しんでもらう機会であってセミナーではありませんが、カッピング(コーヒーのテイスティング)の手順に沿って行います。予約の必要はありませんが一連の流れがありますので、10:00までに入店いただければと思います。6種類程のコーヒーを飲み比べ頂けます。当日COFFEE COUNTYからは森が出向きます、コーヒーをより楽しんで頂くためのアドバイスを行っていきます。(参加無料)

日曜の朝、爽やかな時間にコーヒーを楽しみませんか。お待ちしています。

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九州北部も梅雨入りしました、いかがおすごしでしょうか。

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写真は先日ブルックリン食堂さんで行ったオープンカッピングの模様です。
[写真は参加者の方から頂きました、ありがとうございます]
継続して行って気軽にコーヒーの楽しさを知ってもらう機会を今後も作っていきたいと思います。

ではここでのコーヒーの楽しさとは何?
それぞれのコーヒーが持つユニークな風味です。当店はごく少量の買付け品も多いため、コーヒーのラインナップも入れ替わりが多く、紹介もなかなかきちんとできていませんが…。
南米はコロンビアのCup of Excellenceのロットもサッと無くなってしまいました。オーソドックスながらもやはりCOE、全体的に質の高さを感じさせた26位 San Sebastian、ユーカリやパセリなどのコメントが踊り、「こんなの初めて飲んだ!」と皆に言わせた4位 El Naranjo でした。ごく少量のロットもあるので店頭やWebを細めにチェックいただくと有り難いのですが、その時しかない味わいもまた楽しいものですね。

これらの後で今紹介しているのが、中米・ニカラグアから、お馴染みセルヒオさんのコーヒーです。が、ちょっと特別です。

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当店と繋がりの最も深い生産者としてこれまでエンバハーダ農園、カサブランカ農園と紹介してきましたが、セルヒオさんが所有する3つの農園の一つ、エルポルベニール農園からは初めてのラインナップです。パッケージのモチーフにもしておりますが、農園はホンジュラスとの国境に位置します。あちら側はホンジュラス、こちら側はニカラグア、という具合で日本ではなかなか味わえない感覚です。

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セルヒオさんの農園の中でも最も自然環境に近い農園だと感じます。

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今回は JAVA(ハワ)種という希少な品種の紹介です。

JAVA種…
1706年、インドネシア・ジャワ(JAVA)島からオランダ・アムステルダム農園に一本のコーヒーの樹が持ち込まれました。1700年初頭以降にオランダから世界に伝播することになったのがこの品種です。原種に非常に近いものとされています。

エルポルベニル農園では2010年に初めて植え、2013年はサンプル量程度の収穫、2014年にようやく出荷できる程の量となりましたが非常に少なくCOFFEE COUNTYのために特別に仕立てていただいたロットです。

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ハワ種の苗木

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2年目くらいでしょうか、節や葉が少ない独特のフォルムですね。結実も少なく、決して効率の良い品種ではありません、味は素晴らしいのですが。

農園名:エルポルベニル
生産者:セルヒオ・ノエ・オルテス
生産地域:ニカラグアーヌエヴァ・セゴヴィアーサンフェルナンド
品種:JAVA(ハワ)
標高:1,185m~1,300m
生産処理方法:Double fermentation pulped natural
フレーバープロファイル : White floral , Darjeeling tea , Muscat , Ginger , Sweet lemon , Sparkling wine , Silky , Elegant

ダージリンティー、マスカットやスパークリングワインのような上質な酸を持った素晴らしい透明感のコーヒーです。

・Nicaragua El Porvenir JAVA 200g

・Nicaragua El Porvenir JAVA 400g

やはり他とは一線を画した味わい、大変好評頂いてます。少量の入荷となっており既に半量程となっております、お早めにどうぞ。

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エルポルベニル農園の苗床。こちらはパカマラ種かな

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2015年のセルヒオさん

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農園を管理しているアリエル。こっちの人はカメラを向けるとキリッとした顔します、怒っているわけではありませんよ…

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ここでのお決まりフォトスポット?同行した ABOUT LIFE COFFEE BREWERS の安武君

今年の収穫分も楽しみですね!

MUYONGWE washing station , Rwanda – New release!

毎年この時期にニュークロップの入荷と共にリリースし定番になりつつあるルワンダです。
昨年はアバトゥンジ農園が大変好評でしたが、今年のルワンダはそれを上回るクオリティに仕上がっています。

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Cup of Excellenceにおいても多数の受賞歴(2008年5位、2010年15位、2013年7位) があるムヨンゲ・ウォッシングステーションですが、中でも2014年は2位!の実績、高い品質のコーヒーを作り出すウォッシングステーションとして名声を集めています。

生産国:ルワンダ
地域:北部州ガケンケ地区ムヨンゲ
生産者:ムヨンゲ・ウォッシングステーション近隣の農家
品種:ブルボン
標高:1,700-2,100メートル
年間降水量:1,200-1,400ミリ
生産処理方法:フリーウォッシュト
フレーバープロファイル : Orange blossom , Cherry , Cedar , Cranberry , Navel orange , Crisp , Juicy , Long floral aftertaste

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濃密な花の香りから柑橘や甘酸っぱいベリーを思わす風味が広がり、フローラルな余韻となって続いていきます。香りのインパクトがあり、やや軽めのボデイですが甘さのボリュームがありバランスのとれたコーヒーです。春らしい、春にぴったりの味わい、是非お試しください。

・Rwanda MUYONGWE washing station 200g

・Rwanda MUYONGWE washing station 400g